「正しい日本語の使い方」~知っていますか?言葉の誤用~
4月3日(水)あきる野市中央公民館にて、定例会を開催しました。
日本語の誤用は氷山の一角で、知らず知らずのうちに本来の使い方とは誤った使い方をしている言葉がたくさんあります。
言語は変化していくものなので、昔は誤用とされている使い方が、今では正しい言葉とされているものもあります。しかし、ビジネスの場では、できるだけ正しいとされている日本語を使って頂きたいと思い、企画させていただきました。
例会で行った言葉の誤用についての、授業内容を2つ紹介します。
【気が置けない】
正しい意味:気を使ったり遠慮する必要がなく、心からうちとけられること。
誤った意味:気が許せない、油断できないこと。
そもそも「気を置く」が気を使うという意味なので、「気が置ける」→気を使う、「気が置けない」→気を使わないとなります。誤用すると正反対の意味になるのでご注意ください。
【役不足】
正しい意味:その人の力量に比べて与えられた役目が軽すぎること。その役目が不当に軽いという不満を表す。もともと、役者に対して与えられた役が軽いことに由来する。
誤った意味:与えられた役目に対して自分の力量が足りないこと。
誤用すると、謙遜したつもりが正反対の意味になってしまうので、「力不足」「経験不足」に置き換えるといいでしょう。