理事長所信

あきる野青年会議所
第26代理事長   島香 裕一

今、日本はポストコロナと言われる時代に突入し、生活様式が大きく変わるなかで、JC運動も変化が求められています。
多角的な視点で課題を抽出検証し、変化を恐れずに新たな手法で行動することが、新しい未来を切り開くためには必要不可欠です。「困難はそれと同等か、それ以上の良いヒントが隠されている」というように、私たちはどんな困難が訪れようとも思考を止めることなく、ヒントを見つけては行動に移し、その前向きな姿勢、その一歩こそが未来を変える力となるのです。

私は、幼少期から少年期にかけて漠然とした夢や将来について仲間たちと沢山語り合った記憶があります。
大人に憧れ、早く大人になって働きたいと将来の計画を立てるのが好きな子供でした。「子は親の鏡」というように今思うと、家族のために一生懸命働き、愚痴を一切言わず、いつも元気で笑顔が多い父親をみて、大人はかっこいい存在だと思っていました。
私も子供を持つ一人の親として、未来を創る子供たちにJC運動をとおして夢を持つことの大切さや大人になる楽しさを伝えていき、そして良い鏡になれるよう邁進してまいります。
子供たちの夢はこのまちの明るい未来です。
夢を語り、夢を持つ子供たちが沢山いることで、希望と笑顔溢れる活力あるまちになると確信します。

JC運動は選択の連続です。このまちの課題を調査、研究、計画、実行、検証していくなかで、多くの選択を行います。
楽な方を選択し楽しんでいるだけでは、ただの自己満足にすぎません。
それでは私たちの運動は無難に終わり、今、目の前にある課題を乗り越えることはおろか、地域の方々に共感すらされません。
青年会議所には修練・奉仕・友情という三信条があります。
私たちは、次代を担うリーダーとなるべく自己研鑽を積み、メンバー同士で切磋琢磨を繰り返すことで友情を育み、市民から必要とされる団体にならなければなりません。
この三信条を胸に主体的に行動することで、自ずと苦しい方を選択し、課題に対して前向きに愉しめる人財となり、秋川流域の明るい豊かな社会の実現に向けて、力強く運動を進めることが出来るのです。

拡大はすべてにつながる

青年会議所は、より良い変化をもたらす力を青年に与えるために、成長・発展する機会の提供をしています。
様々な機会に触れることで、主体的に地域に貢献出来る人財に成長していくことが使命であり、青年会議所の魅力だと考えます。
地域を愛し共に活動する同志を求め、地域のリーダーを輩出していくことが必要です。

まず、同志を集ううえで青年会議所の魅力を地域に発信し相手に直接伝えるのは大切です。
SNS等のWEBツールにより容易に迅速かつ広域に発信はできますが、一方で誰に発信しているかはわからず、相手の気持ちがわからない側面もあります。
本年はメンバー一人ひとりが「伝える拡大」ではなく「伝わる拡大」に取り組める仕組みを構築します。

また、2023年に行われる公益社団法人日本青年会議所関東地区東京ブロック協議会第52回東京ブロック大会あきる野大会を成功させるために、本年は、市民、行政、関係諸団体のご理解をえながら、調査・研究を入念に行い、開催することへの自覚と責任、地域発展の可能性についてメンバー一同共有する場を創ります。

そして、この地域に根付いて活動している諸団体とのネットワークを拡大し、秋川流域の連携を強化することで、一体感を持ってブロック大会の準備を進めてまいります。
この機会を最大限活用し、新たな出会いを創出するとともに、組織の結束とメンバーの意識変革につなげてまいります。
東京ブロック協議会最大の運動発信の場である東京ブロック大会を成功させることは、秋川流域のさらなる発展につながると確信します。

魅力溢れるまち

私たちの活動エリアである、秋川流域はあきる野市、日の出町、檜原村から成り立ち、秋川渓谷や美しい山々などの観光資源はもちろん、人、文化、歴史と多くの地域資源があり、それらはこの地域に住み暮らす人の誇りです。
私たちがこの魅力を自覚して、新たな地域資源や価値を創出し、郷土愛を育み、継続的に地域発展させていくためにも市民主体のまちづくりが必要不可欠です。

まずは、秋川流域の魅力を浸透させるために、発信する私たち自身が、人、文化、歴史を学び、その魅力に触れ、意味や価値を理解することが大切です。
メンバーがより地域のことを知り、郷土愛を育むことで、今後の運動に主体的に取り組む意識を醸成します。

また、活気あるまちづくりをめざすうえで地域おこしは欠かせません。新たなムーブメントを起こせるように、市民参加型の場を創ります。新たな価値を創出し、地域の可能性を示すことで、市民が主体的に参画出来る仕組みづくりをめざします。

さらに、この地域の魅力を発信する場として、今年4回目を迎える秋川流域花火大会では「秋川流域の魅力」をテーマに開催します。それらの魅力を市民の皆様に発信することで、このまちがより好きになり、郷土愛が生まれ、市民主体のまちづくりの一助になると確信しています。

スポーツの力が人間力を創る

昨今の社会情勢はめまぐるしく変わり、子供たちの生活にも深刻な影響を与えています。
どんな時代においても、子供たちの夢や希望こそが、このまちの明るい未来の原動力であり、子供たちの成長は地域の大人の責任です。子供たちと真摯に向き合い、生きる力を醸成していくことが必要です。

まずは、同じ気持ちになることで「他者」を理解する「共感的理解」を育むことにより、優しい心が醸成されます。
他人を思いやる心が芽生えることで、人間力、精神力の向上につながります。
第5回を迎えるわんぱく相撲では相撲をとおして礼儀礼節を学び、相手を思いやる心を育みます。
また土俵にあがることで勇気を養い、勝負での喜びや悔しさを体感することは、精神力を鍛える機会となります。
わんぱく相撲をとおして、相手を称えることが出来る溌溂とした子供たちに成長していく環境を創出します。

そして昨年開催されました東京オリンピック・パラリンピックでは、混沌としたこの社会情勢において多くの感動をもたらし、夢や希望そして、明日への生きる活力を与えてくれました。
本年は、この地域の子供たちにスポーツをとおして、何事にも夢を持つことの大切さを伝え、夢への架け橋となる事業を展開していきます。秋川流域の未来を担う子供たちは、このまちの宝であり、希望です。
そんな地域の宝が輝くことで、希望と笑顔溢れる活力あるまちとなるのです。

感謝を胸に行動を

私たちが運動を行えるのは、先輩諸兄姉はもとより、市民、行政、関係諸団体のご理解、そして家族の支えがあるからです。その方々の期待にこたえるべくメンバーとしての誇りと感謝を胸に、青年経済人としての自覚と品格をもち、資質の向上を図ることが必要です。

まずは、地域に根付いた運動を展開するためにも、市民、行政、地域の関係諸団体など多くの皆様との関係を深め、ご理解いただくことが必要です。
私たちのこのまちに対する想いと、日頃の感謝をお伝えする場を創り地域との交流を深めてまいります。 

また、青年会議所は未来を語り行動を起こす団体です。
時代に即した運動を展開するために、私たちが未来へ向けてアンテナを張り、先見性のあるリーダーに成長することが大切です。
青年会議所のスケールメリットを活用し、自己研鑽を積み、このまちにとって影響を与えることの出来る人財を多く輩出する力強い組織をめざします。

そして、あきる野青年会議所は「活気あふれるグローバル社会」の実現を掲げて運動を行っています。
メンバー一同国際の機会に触れるため、フィリピンのマニラ首都圏で活動をしている姉妹締結をしたJCIサンファンピナグラバナンとの交流の機会を創出します。
多種多様な価値観に触れることで、メンバーの視野が広がり、より多角的に物事が考えられる人財となります。
国際意識を持った人財を輩出していくことで、このまちに国際意識が伝播され、活気あふれるグローバルな社会の実現に向けて運動を推し進めていきます。

おわりに

創立から長きにわたり市民、行政、関係諸団体の皆様から多くのご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
私は今年で40歳を迎え青年会議所を卒業する年となりました。
入会してから14年間多くの皆様に支えていただき今があります。
その感謝を胸にそして、報謝に変えるため、言葉ではなく、なによりも行動で示します。
また今日に至るまで先人たちがその時代の課題に対して真摯に向き合い、地域の未来のために懸命に運動を続けてきたその想いと情熱を絶やす事なくしっかりと次代へつなげてていきます。
スローガン「行動せよ!そして愉しめ!~その一歩が未来を変える~」を掲げ失敗を恐れず、どんな困難が訪れようとも前向きに愉しみ運動を行っていきます。

一年間、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。