あきる野青年会議所と三瓶 清憲 君

2024年度 第28代 理事長 三瓶 清憲 君

あきる野青年会議所 2024年度 第28代理事長を務める、三瓶 清憲 君。「まちをよくしたい、子供の未来を守りたい」という強い想いをもつ一方で、「身近な理事長でありたい」とメンバーに寄り添う。そんな三瓶 清憲 君の、これまでとこれから、そしてあきる野青年会議所への入会を検討している方へのメッセージを伺いました。


聞き手:組織力向上委員会 委員長 佐藤 沙央里
編集:『拡がり』委員会 副委員長 足立 恭平

仕事について

(佐藤)

三瓶理事長は、普段は鍼灸師のお仕事をされていますね。どうして鍼灸師を目指したのでしょうか。

(三瓶)

もともと、私は栄養士でした。千葉県の高校を卒業した後、吉祥寺にある栄養士の専門学校に進学し、栄養士の資格を取得しました。当初はスポーツ系の栄養士を目指していました。意外に思われるかもしれませんが、私は小学生時代は剣道と水泳、中学生時代は陸上、高校では引き続き陸上部とさらに相撲部と、多種多様なスポーツを経験してきました。中学時代は陸上で千葉県大会ベスト16、高校時代は相撲部で関東大会に出場したこともあります。そうした経緯もあり、アスリートを栄養士として支えたいと思ったのですが、スポーツ系の栄養士は非常に門が狭く、最初は老人ホームに栄養士として就職しました。あきる野に移住したのもこのときですね。

(佐藤)

最初は栄養士として就職したのですね。鍼灸師へと進むにはどのような転機があったのでしょうか。

(三瓶)

老人ホームで栄養士として活動する中で、やはり当初の夢である、アスリートのサポートをしたいという想いが強くなったのです。調べてみると、栄養士としては難しいが、鍼灸師としてならアスリートに関われる機会があることがわかりました。それから、鍼灸師の専門学校へ通い、無事資格を取得し、あきる野で鍼灸師として開業するにいたりました。もちろん施術をする方は全員がアスリートではありませんが、例えば草野球選手の方に対して施術をする機会があり、夢をある程度実現できています。今後は、スポーツを楽しむ子供に対して施術する機会も増やしたいですね。

あきる野青年会議所への入会の経緯

(佐藤)

三瓶理事長は、どのようにしてあきる野青年会議所を知ったのでしょうか。

(三瓶)

あきる野青年会議所の方から、「この地域で開業するなら地域コミュニティーに入った方がいいよ」と誘われたのがきっかけです。当初、私はオブザーバー(入会はしていないが、活動を見学する立場)として参加していました。青年会議所運動に深く感銘を受け関わるようになった契機は、食の大切さを伝え、子どもたちの残食を少なくすることを目指す『残食0リンピック』という事業でした。低学年(1~3年生)の子供たちに対し、高学年(4~6年生)の子供たちが食の大切さを伝えるプログラムです。高学年の子供たちにとって難しい体験なので、青年会議所メンバーがサポートを行います。私は過去に栄養士として活動していたこともあり「この領域なら力になることができる!」と思い、積極的に運営にも参加しました。

(佐藤)

運営にも参加したのですね!どのような感想を抱きましたか。

(三瓶)

当初は食の大切さに対して他人事だった子供も、青年会議所メンバーが世界の食に関する現状などを伝えるうちに、真摯に「残食0」という目標に向けて取り組むようになってくれました。子供たちが変わっていく姿を見て、とても感動したのを覚えています。一方で、しんどい思いをしたこともありました(笑)。オブザーバーとして、夜20時からの企画会議に参加したときのこと。22時近く、やっと方針が決まったにも関わらず、遅れて会議に来た副委員長の方の「このような事業では、青年会議所メンバーの学びにならない!再考が必要だ!」という発言を受け、深夜の1時まで会議が伸びてしまったんです!途中抜けが許されるような空気ではなく、私も最後まで参加しました。青年会議所の事業は「メンバーの学びになること」を大事にしています。今思うと、副委員長のあの発言は、青年会議所運動に真剣に向き合っていたからこそだとわかりますが、当時は面食らったというのが正直なところです(笑)。

理事長の職を引き受けた理由

(佐藤)

三瓶理事長は、2018年に入会し、様々な要職を歴任し、2024年度の第28代理事長の職を引き受けました。青年会議所理事長は公職であり、苦労も多いことかと思います。引き受けるにいたった心境を教えてください。

(三瓶)

私自身、自分が理事長になるとは想像もしていませんでした。私の入会直後は、あきる野青年会議所はかなりの大所帯で、「副理事長くらいまでやれたらいいな」と考えていたのです。心境の変化が起きたのは2020年です。その年、20人ほどのメンバーが40歳を迎え、卒業してしまったのです。メンバーを情熱的に引っ張ってくれた先輩方が一気に抜けてしまい、私自身も「あきる野青年会議所を支えていきたい」という責任感が芽生えました。そして2023年、「理事長の職に挑戦してみないか」というお声がけをいただきました。実は同時期、妻の第二子の妊娠がわかっていました。家族に負担をかけるのではないか、という懸念もありましたが、妻が「やりたいならばやってみれば!」と応援してくれたこともあり、理事長の職を引き受ける決心をしました。

(佐藤)

今後、どのような理事長になりたいですか。

(三瓶)

メンバーにとって近い存在でありたいです。先述したように、私の入った直後のあきる野青年会議所は大所帯で、理事長はとても、とても遠い存在でした。青年会議所は組織運営を学ぶ場であり、理事長に話を通すのは、副理事長経由であるべき……といった然るべきコミュニケーションが推奨されます。大所帯だった当時の青年会議所では、それが合っていたのかと思いますが、今のあきる野青年会議所の規模では、もう少しカジュアルな形のコミュニケーションも併用した方が良いかと思っています。遠い存在ではなく、メンバーにとって近い存在でありたいですね。

あきる野青年会議所への入会を検討している方へ

(佐藤)

あきる野青年会議所への入会を検討している方へのメッセージをお願いします。

(三瓶)

子供たちが「このまちが好きだ!」と思えるようなまちづくりを、共に行う仲間を探しています。子供たちが好きなまちをつくるには、まず、大人たちがまちを誇りに思い、まちづくりを楽しんでいる必要があります。『わんぱく相撲』や『秋川流域花火大会』といったように、青年会議所は、まちづくりに様々な形で携わることができます。例えば、私は仕事で「スポーツに関わりたい」という想いを持っていましたが、青年会議所運動でそれが実現できていますね。「ボランティアの先にあるようなことをやってみたい」「秋川流域の未来を変えたい」という想いを持つ方に、青年会議所はとても良い機会を提供できます。あきる野青年会議所には、現役メンバーおよそ35名に加え、およそ300名のOB/OGがおり、同じ志を持つ仲間からのサポートを受けることができるのも魅力です。私がそうだったように、最初はオブザーバーという形でも構いません。ぜひお気軽に、私たちの活動に遊びに来てください。

(佐藤)

三瓶理事長の熱い想いを知ることができました。ありがとうございました!

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